グルコサミンとは?
グルコサミンは肉、魚などに含まれるプロテオグリカンとして一般食品から摂取されるが、ヒトの消化酵素では分解されない。
動物は生体内でグルコサミンをグルコースとグルタミンからフルクトースを経て生合成しており、糖たんぱく質の成分として軟骨や結合組織、または皮膚、心臓の弁などに広く分布される。
その化学構造は2-Amino-2-deoxy-D-glocoseである
工業生産の場合、エビやカニの殻よりキチンを抽出し、さらに塩酸で加水分解して製造するが、一般に結晶化させるため塩酸塩の形で製品化されており、日本でグルコサミンという場合はグルコサミン塩酸塩を指し、行政的にはグルコサミンが食品添加物として既存添加物名簿※1)、医薬品では緩衝材として医薬部外品原料規格にそれぞれ収載されている※2)
グルコサミン食品添加物:増粘安定剤・製造用剤
アミノ糖の一種で、経口摂取後は速やかに吸収されます。生体内ではヒアルロン酸やコンドロイチ ン硫酸、デルマタン硫酸などの構成成分として関節軟骨や角膜、皮膚などに存在します。軟骨保 護作用や抗炎症作用による関節痛の緩和、血小板凝集抑制による抗動脈硬化作用、ヒアルロン 酸産生促進による肌状態の改善などの効果が認められています。
最近のコホート研究の結果において、グルコサミンを摂取していた人は死亡率が低かったという報告があります。
発酵グルコサミン食品添加物:増粘安定剤・製造用剤
トウモロコシを培地として培養した微生物キチンから製造されたグルコサミンです。 特定原材料を含まないのでアレルギーの表示は必要ありません。
グルコサミン硫酸塩
欧州では変形性関節症の医薬品として使用されています。
N-アセチルグルコサミン食品
グルコサミンの誘導体であり、まろやかな甘味を持ちます。
ムコ多糖類の構成成分として生体組織に幅広く分布しています。
発酵N-アセチルグルコサミン食品
キノコ類の非可食部(菌糸体)を原料に、微生物(非遺伝子組換え)によるキチン分解法で製造したN-アセチルグルコサミンです。
特定原材料を含まないのでアレルギーの表示は必要ありません。
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