当社は1974年、前身であるアミノ酸メーカー「協栄産業」として創業し、日本の健康食品産業の発展を長年支えてきました。時勢が健康志向に注目する中、日本で初めてグルコサミンの工業生産に着手。1990年より社名を現「プロテインケミカル株式会社」に改め、当社の強みである独自の技術力を活かして、「アミノ酸」類と「グルコサミン」類の製造を核とし、お客様の原料ニーズに幅広くお応えしております。
生活習慣の多様化や高度高齢化社会の進行が進む今日、健康を増進し、疾病を予防する「一次予防」に重点を置いた健康食品はますます注目されています。当社は健康食品向けの機能性素材の国内製造を通して、健康維持と生活の質の向上を願い、企業活動を進めています。
創業以来、心がけているのは、常にお客様に安心してお取引いただける存在であること。そのために国内に自社工場を有し、FSSC22000や食品添加物GMPガイドラインなどに準拠した製造システムを完備しています。
主力商品のグルコサミンは、そのパイオニア的存在として、日本を代表する食品メーカー様のサプリメントはもちろん、飲料やゼリー、製菓など一般食品の付加価値向上としても多くの企業様に採用いただいております。なかでも高い評価をいただいているのが品質です。独自の有用成分の抽出・精製ろ過技術により、グルコサミン特有のニオイの原因となる不純物や挟雑物を徹底除去。お客様の商品加工に使用しやすいベストな形態にて高品質な素材を提供しております。
またアミノ酸に関しては、創業40余年来蓄積したノウハウを活かし、あらかじめ用途に適した割合で組み合わせた「プレミックス品」の製造体制を強化。お客様のご要望や潜在的ニーズに対し、より専門性の高いご提案や新規の用途開発を進め、さらに役に立つ商品を市場に送り出してまいります。
健康維持はもちろん、地球環境の維持をもめざして価値あるものを創造していく。これが当社の企業活動のベースとなっている理念です。そこで食に関する未使用資源から健康維持に機能する成分を抽出する有効活用にも積極的に取り組んでいます。漁業、農業、飲食産業等から排出され、未利用のまま処分されるエビやカニの殻やヤギの肉を取った後の胆汁など、かつては有効活用が困難とされていた原料を、極めて有益な素材に転化する、そしてその素材の経済的価値を検証して、健康マーケットを創造することで、人々の健やかな生活と地球の未来に貢献したいと考えています。今後は環境や再生事業に取組んでおられる企業様とタッグを組んで協調しながら、新しい素材の商品開発にも常に取り組み、フロンティア精神をもって次の健康食品のチカラとなる未開発の素材にもチャレンジして行く所存でございます。
環境がクリーンになって、体にいいモノが生まれる、そして人が元気になり、社会が健康になる…そんなビジネスモデルを確立・継承し、社会へのさらなる貢献を推進するため、100年健康人生に携わる企業として弛まぬ努力を続けてまいります。皆さまには引き続きご愛顧賜わりますようよろしくお願い申し上げます。
プロテインケミカル株式会社代表取締役 飯田公則